Warburtons Crumpets (8s)

イギリス食べ物寸評企画。

本日はこちら、

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Warburtons Crumpets (8s)

昨日に引き続き、ウォーバートンの製品ですが、今日はクランペットです!

クランペットは1種のパンですが、もちもちしたパンケーキみたいなものだと考えていただければいいでしょうか。

見た目はこのように丸くて平べったく、小さな穴が空いています。

ザ・イギリスの食べ物のひとつと言っていいでしょう。
何しろすでに1382年にはウィクリフ*1による言及があるようで、さらにもっと以前にアングロ・サクソン人によってつくられたものであるようです。

今のもののようにやわらかくてふわふわした感じになったのはヴィクトリア朝(19世紀)にイーストを使うようになってからみたいなのですが、ここまでイギリスでの長い歴史を誇る食べ物もそう多くはないはずです。

ちなみに、食べたことはないんですがスコットランドでは別の形で発展したみたいで、もっと薄いパンケーキみたいな形だそうです。

さて、この(イングランドの)クランペット、パンケーキみたいだと言われることがよくありますが、実際にパンケーキのように食べられます。

なのでお茶うけとして食べてもいいのですが、なんといっても朝ご飯の主役として欠かせません。

ジャムや蜂蜜で甘くして食べてもよし、ベーコンや卵と一緒に食べてもよし。

基本的にはまずバターを塗って食べます。

もともとうっすらと塩味があるのが特徴です。

そしてこのウォーバートンのものですが、その塩味が強めなので食べ応えがある感じです。
もちもち度も高い気がします。

ウェイトロウズブランドのものも食べたことがあるのですが、そちらはもう少しあっさりとした味わいですね。

しょっちゅうクランペットばかり食べるわけではないので、買うときはこの食べ応えのあるウォーバートンのでメイプルシロップをかけたり、卵と一緒に食べたりして贅沢な朝ご飯にします。

8つで180円くらい。*2

もちろんお得です。

ただ消費期限の問題があり、昨日ご紹介した食パンと違って冷凍すると大切な風味が落ちるのが悩ましいところですね。

以上を踏まえて……

品質(味) 10/10
値段 10/10

鉄板でおすすめできるイギリス産フードのひとつです!

*1:ジョン・ウィクリフ(John Wycliffe; c.1330–1384)は旧約聖書を初めて英語訳したことでよく知られている神学者で、宗教改革の先駆者として位置付けられています。

*2:現在1ポンドは約168円