Collecting BRP card

今年から、半年以上イギリスに滞在する学生（を含む日本人）はBRP（Biometric

Residence Permit「生体認証居住許可」）カードというのをもらわなければいけなくなったようです。

英国に6ヶ月以上滞在する方へのビザプロセスの変更 - ニュース - GOV.UK

ビザの申請が無事通ると、パスポートにシールが貼られて返ってきますが、そこに30日分の滞在許可が記されています。
つまり、これだけだと30日しか滞在する権利がない状態なので、入国日から10日以内にBRPカードを取りに行って、初めて申請した通りの滞在期間が完全に認められた状態になるということだったのです。
受け取れる場所が限られていて、場合によっては遠出を強いられるので少しめんどうになりましたね（申請時に、受け取る場所は指定できます）。

今回BRPカードを受け取る場所もやはりキャンパスから少しだけ離れていて、ウィンザ（Windsor）の郵便局。

というわけで、天気の良い日を窺い、初日以来の晴れとなった今日行くことにしました。

初めはウィンザまで鉄道で行くことになるかなと思っていたのですが、どうやらバスでも1本の距離のようだったので、運賃を考えてバスを選択し、ついでに携帯電話などなど、大学の近くではゲットできないものも漁りにお出かけ。

特に携帯は今のところスリーという会社のものを狙っているのですが、 店舗がエガム（Egham）には無く、少し離れたステインズ（Staines）という町にあるようだったので、エガム近郊の地理を把握するのにもいいだろうと思い、ちょっとした路線バス旅の日ということに。

（ウィンザーがエガムの北西にあり、ステインズは東）

ステインズはテムズ川沿いの町で、上の地図ではステインズ＝アポン＝テムズと表記されています（「テムズ川のステインズ」。シェイクスピアの生誕地であるストラットフォード＝アポン＝エイボンみたいなもの）。

地図下部の真ん中辺りのベージュ色がロイヤル・ホロウェイのキャンパス。
僕のいる寮から最寄りのバス停までは7、8分ほど歩かねばならないのが、少し不便と言えば不便（ですが、その他の施設にはとても近いので文句はありません）。

初めはまず441番のバスに乗って、ステインズに向かいます。

（もっと良い写真があればいいのですが、日本から持ってきた iPhone が、「解約したのに iPod みたいに使おうったってそうはいかないよ」とばかりにSIMカードの挿入を要求してきて言うことを聞いてくれなくなったので、もはや古くて大きい iPad をガサゴソと取り出さないと写真が撮れなくなりました。ので、ある程度落ち着いた状態じゃないと撮れないんですね、いよいよ早くスマートフォンをゲットしなければ……。）

で、結論から言うと、ステインズのスリーのお店では狙っていたプリペイド式（Pay-as-you-go というやつです）の電話は扱っていないということで、今度改めて都心のお店で探すことにしました。

何かと電話番号を求められる場面も少なくないので、早いところ手に入れたいものです。

というわけで、ステインズに来てやったことと言えばブーツ（Boots ）というドラッグストアでドライヤーを買っただけ。

なかなかおもしろそうな町なので、また来てみたいです。

続いてはウィンザに向かうことになるのですが、せっかくなのでお昼を外で食べることにして、エガムのゴールデン・カフェ（Golden Cafe）というところで途中下車をして、「ゴールデン・グリル（Golden Grill）」というのを頼みました。

（「本日のランチ」はチリコンカーンとライスとサラダとかいう取り合わせで、そちらの方が健康そうだったけど無視してこちらに突き進んだ笑）

イギリスですね〜 ^^;
だいたい見た通りの味がするので、特に説明は要らないでしょうｗ

ベイクト・ビーンズは、ものによっては勘弁してって味のときもありますが、今回は当たりでした。
普通にうまみがあっておいしいです。取り立ててほめるほどおいしいわけでもないけど……。

再び今度は71番のバスに乗り、ウィンザへ。

辺りは緑豊かで、ジョギングなんかしたら気持ちよさそうでした。

（出かけたときは快晴も、あっという間に冴えない曇りに……）

町の中心にはウィンザー城やイートン校などがあって、誰もが知っている一度はじっくり訪ねてみたい場所ですが、今回は郵便局だけ行ってUターン……。

BRPカードは、パスポートを見せて住所や連絡先を答えたら簡単に受け取れました。
これで4年間はイギリスにいられるみたい……。

さて、帰りのバスは運悪く待ち時間が30分近くあったので、コーヒーでも飲むことにしました。

illy の看板が出てるカフェが近くにあったので楽しみに入ったのですが、1歩踏み入れるなり店員とお客さんに「日本人ですか」と聞いてくるのです。*1

察しの良いわたくしは、「はいそうです……あっ！もしかしてラグビーの試合やってるんですか？」と奥のスクリーンを確認しつつ答えたのですが、お客さんは興奮気味で（店員さんはそのテンションに引きずられてるだけで、そこまで興味は無かったっぽい笑）、「日本はいいチームですよ！　わたしは南アフリカ戦、現地にいたんです！　NIPPON! NIPPON! って応援したの！」とまくしたててきてくださった。

「どうもありがとうございます」と言うのも変な話で、むしろラグビー日本代表に失礼な気すらしたものの、一応その場の日本人代表としてお礼を言っておきました（応援する気持ちはあるのでお許しを）。

せめてもの罪滅ぼしに、前半が終わるまで（要するに、バスが来るまで）そのカフェで観て応援しました。

*1:Clairmont’s Windsor というところで、なかなかよかったです。